ギャラリー石榴 : 松本と青山で美術作品の展示と販売

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EXHIBITIONS

個展  

谷口 歩 | 線と脈 Lines and a Vein

線と脈 Lines and a Vein
 
谷口 歩
 
《wireworks-tube_4》
2026年
ワイヤー
105 × 31.5 × 19 cm
会期・会場

東京

2026

10.16

(fri)

10.31

(sat)

12:00-18:00

日・月・火 休廊

松本

2026

11.14

(sat)

11.29

(sun)

10:30-18:00

月・火 休廊※23日開廊

概要

この度、ギャラリー石榴では、弊廊での谷口歩の初個展「線と脈 Lines and a Vein」を開催いたします。谷口は薄紙が巻かれた針金や、手芸用のダルマ家庭糸などを用いて立体作品の制作を続けてきました。作家は「編む」「結ぶ」「絡める」といった、漢字の部首でいう「糸へん」の行為の反復によって、ときに動植物の器官を思わせるような、有機的なかたちを生み出しています。

本展は近年発表を続けてきた「wireworks」に加え、既製糸ひと巻き分を作品の一単位と定めたシリーズ「itomaki」と「糸のドローイング」で構成されます。いずれも作家が長い年月をかけて、並行して展開してきた作品群です。設計図をひかないままスタートし、出現したかたちとの対話を重ねながら、さらに線を操っていくという制作行為は、立体を生み出すものでありながら、紙に描くドローイングの身体性や即興性との近さを感じさせます。メディウムの相違をこえて、谷口の指先から立ち現れるかたちは、拡張された感覚器官としての皮膚のようでもあり、また世界に触れようと伸ばされる触手のようでもあります。

作家のアトリエに存在する、たくさんの「制作途中」の作品が示すように、自身にとって制作とは本来、終わりが決められないものであると谷口は言います。本展のタイトル「線と脈」の「線」とは、針金や糸などの線状のマテリアルを喚起させると同時に、本来終わりのない制作の流れから切り出された、一単位としての作品を暗示する言葉でもあります。そしてこの度の展示が、個々の作品という単位をこえて、谷口の制作全体にはりめぐる「脈」に触れ、世界とみずみずしく接触する作法を感じる機会となれば幸いです。展覧会は青山会場のあと、松本へ巡回いたします。ぜひご高覧ください。

作家ステイトメント

線と脈 / Lines and a Vein

私にとって、つくることはよろこび。
幼い子どもが手を伸ばしてあらゆるものに触れ、口に含み、世界を知っていくように、私にとって制作は、感覚器官を外へと押し広げ、まだ言葉に生成されない、まるごとの世界に触れ、感じ、応答し、摂取する行為なのだと思う。
そうして自分を絶えず拡張していくこと。私の世界が閉じるまで終わらない線を引き続けていくドローイング。
手仕事の素材や重ねた時間、ひとつひとつの切片を「Lines(線)」とするならば、そうした日々の営みを少し離れた場所から眺めたとき、そこにはひと筋の通底する「Vein(脈)」のような、絶え間ない存在の気配がたち現れるのではないか。
「線と脈」は、ここまで引き続けてきた線のあゆみと、その奥に息づく脈の存在を確かめ、共有するための試みです。

出品作品
  • 谷口 歩

    No.i2609_3

    wireworks-tube_4

    2026年
    ワイヤー
    105 × 31.5 × 19 cm

  • 谷口 歩

    No.i2610_4

    wireworks-tube_5

    2026年
    ワイヤー
    39.5 × 28.0 × 8.0 cm

  • 谷口 歩

    No.i2609_1

    itomaki_6-結ぶ #40/10 g

    2025年
    糸
    3.5 × 4.5 × 4.0 cm(全長 368 cm)

  • 谷口 歩

    No.i2609_2

    itomaki_7

    2026年
    ダルマ 家庭糸
    19.0 × 7.0 × 0.9 cm

  • 谷口 歩

    No.i2510_5

    糸のドローイング_No.1

    2007年
    糸
    30.5 × 6.0 × 4.3 cm

  • 谷口 歩

    No.i2610_5

    糸のドローイング_No.29

    2025年
    糸
    22.5 × 14.0 × 5.5 cm

谷口 歩の作品一覧

Biography

谷口 歩 | Ayumu Taniguchi

略歴
東京生まれ
多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程
絵画専攻油画研究領域修了
現在、東京を拠点に制作

個展

2025 年 「-Day by day-」AURORA GRAN GALLERY、東京
2022-23 年 「『終わらない線、とじない形』針金の仕事」LEILEI、東京
2011 年 「humanite lab vol.42 谷口歩 展」ギャルリー東京ユマニテ、東京

主なグループ展

2026 年 「Summer Show 夏の間(ま)」、ギャラリー石榴、長野
2026 年 「ART OSAKA 2026 Galleries Section」、ギャラリー石榴、コングレスクエア グラングリーン大阪、大阪
2026 年 「カーブのある交差点」(浮川秀信との二人展)、+1art、大阪
2026 年 「ART FAIR TOKYO 20」、ギャラリー石榴、東京国際フォーラム、東京
2025 年 「ART OSAKA 2025 Galleries Section」、ギャラリー石榴、大阪市中央公会堂、大阪
2024 年 SICF25「Wireworks -bulb-」スパイラルホール、東京
2023 年 「ART KAMIYAMA」(団・DANS)私邸 B 棟、東京
2010 年 「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」国立新美術館、東京
2009 年 「多摩美術大学校友会小品展」文房堂ギャラリー、東京(2010、2011、2012、2014 年にも出品)
2008 年 「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」国立新美術館、東京
2006 年 「Pepper's Project Exhibition DRAWV」Pepper's Gallery、東京

CV

Press Release

PAST

過去の展覧会

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